連戦連敗の理由
物事には原理原則があるように、アトピーを治すにも鉄則がある。
私がアトピーに連戦連敗した理由はこの鉄則を知らなかったからだろう。
■ アトピーを治すのは誰?
「医者は病気を治すプロだから、言うことを聞いていればそのうち治るだろう・・・・」
長い間、私は何の疑いもなく、そんな風に信じ込んでいました。
早い話、「家を建てるのは大工の仕事、病気を治すのは医者の仕事」と言う論法です。
正直、自分が積極的に治療に関与するというスタンスでは無かったのです。
ところが軽度の場合ならともかく、重症化した成人型のアトピーにはこれが通用しない。
何故なら、アトピーは自分で治す病気だからです。
但し、誤解の無いように。
「自分で治す」という言葉は、医療機関を否定した表現ではありません。
「医者は病気を治すプロだから、言うことを聞いていれば間違いはない。」
多くの場合、これは正しい判断でしょう。
実際、大抵の病気やケガはこれで上手く行きますから。
でもアトピーの場合、ちょっとニュアンスが違うんですね。
例えば事故に遭ったとします。
交通事故のように一刻を争う状況では患者が自らできることなんて皆無ですよね。
なので、治療の100%を医師や病院のスタッフに委ねることになる。
しかもこのような状況では、医師の力量や医療設備の有無が患者を救うための大きな
ウエイトを占める筈です。野戦病棟では救える命も救えないでしょうから。
でも、私の指摘している「自分で治す」と言う意味はこれとはまったく違うのですよ。
つまりアトピーを治すには、「医師の力量や医療設備の優劣より、患者自身が行う地道な
努力の方がはるかにウエイトが大きい」って話なんです。
はっきり言って、アトピーを治すのにカリスマ医師や最新の医療設備など必要ないです。
むしろ手間隙を惜しまず患者との信頼関係を築きながら、地道な生活指導を行っている
医療機関の治癒率が高い点に注目した方が良いって思うんです。
■ アトピーを治すのはクスリ?
またアトピーはクスリで治すような病気でもありません。
この事実を裏付ける話をしましょう。
ご存知のプロトピック軟膏。
これはもともと臓器移植の際に患者が服用していた「タクロリムス」と言う免疫抑制剤を
0.1%に薄めて外用薬にしたものですが、1993年から症例を積み重ねて1999年に
厚生労働省の認可を得て販売に至っています。
このプロトピック軟膏。
実は、臨床現場やアトピー患者にはあまり評判が良くありません。
理由はいろいろあると思います。
でも、私自身はそれなりに評価しているのですよ。
だって「皮膚萎縮」や「赤ら顔」と呼ばれるステロイド特有の副作用は無いですから。
それに長期投与に伴う副作用も今のところ報告されていない。
なので、「アトピー治療に画期的な塗り薬」って評判もまんざらウソではなかった。
でもね・・・・。
プロトピックの発売以来、アトピー患者の数って激減しました?
そんなことないですよね。
確かに、治療の選択肢は増えた。 でも、それだけ・・・・。
これこそ「薬の役割と限界」って気がしませんか?
つまりアトピーに画期的な新薬が開発されても、ただそれだけでは根本的な解決策には
ならないんだって・・・・。
アレルギー疾患は患者数も多く利益が見込めることから、多くの企業や研究者がクスリの開発に取り組んでいます。そしてこのこと自体はアトピー患者にとっても有難い話です。
だって治療の選択肢が広がるわけですから。
でも結局、アトピーを直接治せるクスリは開発できない。
これって、風邪薬と同じですよね。
そもそも風邪を直接治せるクスリの開発なんて不可能ですから。
なので結論から言うと、アトピーを本気で治したいなら薬に頼ってもダメなんですね。
薬がダメなのではなく、薬に依存する姿勢がダメと言う意味ですよ。(念のため)
私の経験では、アトピーを治すのに特別な治療をする必要はありません。
アトピーはお金を掛けたからと言って治るような病気ではないからです。
アトピーを本気で治したければ、まず患者自ら治すための地道な努力を継続する。
これがもっとも確実な方法だと思うんです。
で、
アトピーを真剣に治すなら、まずは「自分で治す!」と言う覚悟が必要と思います。
私の場合?はい。お察しの通り全然ダメでした・・・・。
いつも誰かに「治して欲しい!」って思ってましたから・・・・。
残念ながら、私がアトピーに連戦連敗した理由もここにありました。
で、アトピーとの戦いに勝つにはまず「己を知る」ことが大切だと思うんです。
そのためにも、自分自身のアトピーのランクを知る必要がありますね。
アトピーのランク
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