ステロイドの副作用 ステロイドの呪縛
「ステロイドを止めればアトピーは治る。」そう思っている人は少なくない。
でも、ステロイド離脱に成功することとアトピーが治ることはまったく別のことだ。
■ ステロイド離脱の先は・・・・
「ステロイドは使いたくない・・・」
この国ではアトピー患者の大半がそんな風に思っています。
その一方で、「ステロイドを使わないアトピー治療なんて・・・。」
と多くの医者が嘆いています。(たぶん)
そもそも、これで結果を出そうとする方が難しくないですか?
ステロイドに不信を抱いたままの患者と、そんな患者を「厄介だな・・」と思う医者の溝が
埋まらないまま、過激な民間療法やアトピービジネスに走る患者が後を絶たない構図が
出来上がってしまっている気がするんです。
問題の根っこにあるのはやっぱりステロイドですね。
ところが実際にアトピーを治してみると、「ステロイドを使う・使わない」なんて問題は
実はアトピー治療の本質ではないんですよ。
確かにステロイドが「悪魔の薬」と思い込んでいた頃の私は、ステロイド離脱に成功する
ことがアトピーを克服するための登竜門だと信じていました。
だから死に物狂い地獄のようなリバウンドを耐えたんです。
苦しみの果てに、キレイな肌になった自分の姿があると信じて・・・。
でも、この努力は結局報われませんでした。
我慢してステロイドを止めても、アトピーが治ることはなかったからです。
どうして?
どうしてステロイドを離脱できたのに、私のアトピーは治らなかったのでしょう?
私の経験ではステロイド離脱に成功することと、アトピーが治ることは別の問題です。
その証拠にステロイド離脱に成功してもアトピーを治せないままの人は世間にゴロゴロ
していますから。事実、ステロイドを真面目に塗るだけではアトピーは治せない。
逆に、必死でステロイド離脱に取り組むだけでもアトピーは治せません。
残念ながら、これがアトピー患者に突きつけられた現実ですね。
■ アトピーを治すにはアトピーを治すための努力
ちなみに私の場合も、ステロイドを止めたからアトピーが治ったのではないですよ。
アトピーを治すための努力をしたから、アトピーが消えたのです。
これは本当に大切なポイントで、少し冷静になって考えればわかる筈です。
だってステロイドが原因でアトピーになったのなら、ステロイドを止めればアトピーは治る
でしょう。ところが現実はそうじゃない。むしろ逆ですよね。
ステロイドを使用したのはアトピーと診断されたから。
だったらステロイドを止めれば元のアトピーに戻るだけ。単にそれだけの話です。
ステロイドを止めてアトピーが治る理由などどこにもないですから・・・・。
ココ、結構勘違いする人が多いですね。(特に私のような重症化したアトピー患者は・・・)
「ステロイドの悪い毒が抜ければアトピーは治る!」なんて真っ赤な嘘で、これは理屈で
言えば、「抗ガン剤を止めればガンは治ります!」といっているようなものです。
抗ガン剤を止めれば確かに抗がん剤の副作用は消えるでしょう。でもそれだけ。
ガンそのものは治らない。
そうでしょ?アトピーだって同じことです。
「ステロイド離脱に成功してもアトピーは治らない。」
これが私の体験した真実です。
逆にアトピーが治れば、ステロイドは確実に切れます。
実際、アトピーが治ってしまえばステロイドなんて必要ないのです。さよなら〜。
この点をしっかり把握していないアトピー患者は結構多いですよ。
なので「ステロイドでアトピーが治る!」という治療も「ステロイドなしでアトピーが治る!」
と言う治療もどこか不自然に聞こえてしまうのです。と言うか、アトピーを治すのにそこまで
「ステロイド」「ステロイド」って躍起にならなくてもいいんですね。
そもそもアトピーのような慢性病はクスリや医者が治す類の疾患ではないですから。
慢性病は自分の体の中にある「治す力」が治すものだと思うんですよ。
そう。「人体の治す力」が主役で、ステロイドなんて所詮は脇役に過ぎない。
なので、いつまでもステロイドの呪縛に捕らわれる必要などないって思います。
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