アトピー完治への道 | ステロイドの役割と限界

ステロイドの役割と限界 対症療法と根治療法

難治化したアトピーはステロイドの「対症療法」だけで治すのは無理がある。
「対症療法」は「根治療法」と併用することで活きる。

■不適切な治療って?

「アトピー性皮膚炎不適切治療健康被害実態調査委員会」ってご存知ですか?

誰? こんな長い名前付けたのは?
これ、3回連続間違えずに言えたら、アナウンサー試験にもパス?

冗談はさておき、これは日本皮膚科学会が発足させてもので、全国11の大学病院で
調査を実施してから、既に多くの歳月が流れました。で、この調査によると、不適切な
治療により約50%近くの患者が症状の悪化か入院を経験、更にその内30%の患者が
休学、退学、離職、休職に追い込まれていました。

ところで、「不適切な治療」って何?

この調査によるとそれは水療法や温泉療法、健康食品、エステのことで、この他にも
医療機関が勧める「脱ステロイド療法」も含まれていました。(医療機関!?)

この手の療法で悪化した患者はとにかく「続けろ!」と言われ、耐え切れなくなった
最悪の状態で再び病院を受診して入院していたのです。(実は私もこのパターン)

またアトピー患者にアンケートを行った所、実に85パーセント以上の人が何らかの
特殊療法を経験し、100万円以上注ぎ込んだ人も約1割ほどいたとのことでした。
(これまた残念なことに、私もこのパターン)

この実態調査の意味していることは何でしょう?

要するにアトピー患者の8割が皮膚科の治療に不信を抱いてアトピービジネスに走り、
お金を巻き上げられた挙句、病院に逆戻りしているというお話ですね。

ところで、どうしてこれだけ多くのアトピー患者が「不適切な治療」に走るのでしょう?
そもそも皮膚科の治療に不満が無ければ、誰も好き好んで高額な民間療法に走る必要など
無い筈。ここには「ステロイドの役割と限界」と言う認識が抜け落ちている気がします。

■「対症療法」と「原因療法」

西洋医学の治療には、「対症療法」と「原因療法」のふたつがあります。

例えば結核に罹った場合、抗生物質の投与が最善の治療法ですが、これは原因となる
結核菌を殺すことから「原因療法」。ところが現在、この「原因療法」に相当する病気は
せいぜい1割前後と言われていて、ほとんどの病気は原因が不明のままです。

一方、ステロイドや消炎鎮痛解熱剤は症状を軽減するだけの「対症療法」です。
ステロイドの薬理作用は「抗炎症作用」で、これがアトピーの皮膚症状には効く訳ですね。
しかしこの場合、決してアトピーそのものを治している訳ではありません。
これが、ステロイドの役割と限界ですね。

じゃ、アトピーは治らないのでしょうか?

そんなことはありません。
東洋医学には「人体の調和が取れていれば病気にはならない」と言う考え方があります。
結核菌に感染しても、発病しないケースがこれに相当します。

つまり人体の治癒力を高めることで、病気を近づけない作戦です。
この作戦!これこそアトピーとの戦いに勝つ作戦です!

そもそも難治化したアトピーを対症療法だけで治そうとすることに限界を感じます。

この点に関しては、一方的に医療機関を攻める訳にもゆかないですね。
患者の数をこなさないと収益が上がらない医療制度が背後にあるから。
1時間説明しても、医療費がタダなら大抵の医療機関は潰れます。
医療機関が潰れれば、治療の前に医療そのものが崩壊します。

そんなことより対症療法は根治療法との併用で上手くゆくと思うんです。

アトピーを自力で治してみて、このことを痛感しました。

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