アトピー完治への道 | 副作用orリバウンド

副作用orリバウンド それとも・・・

アトピーじゃない健康な人の肌にステロイドを塗り続けるとどうなるのだろう?
そしてある日突然、そのステロイドを一気に止めるとどうなるのだろう?

■副作用! どうすればいいの?

「ステロイドの副作用ですね・・・」と言われたのは27歳の頃でした。
ステロイド皮膚症はステロイド外用薬の典型的な副作用ですが、私の場合、これが最初に
出たのは首。で、気付いた時にはもう色素が沈着していました。

ところで副作用が出た場合、どうすればいいのでしょう?

一番手っ取り早いのは投薬を中止することですね。
とりあえずステロイドを中止すれば、副作用は時間の経過とともに消えますから。

そう。致命傷で無い限り、投薬を中止すれば遅かれ早かれ副作用は消えます。
でも投薬を中止すれば、当然、病状は悪化する可能性が高くなりますね。
と言うか、普通は悪化します。

抗がん剤を止めれば副作用は消えますが、癌そのものは悪化するのと同じです。
不思議なことに、アトピーに追い詰められてしまった私はこんな単純なことも
判断が付かなかったのです。

■健康な人にステロイドを塗ればどうなる?

ところで、こんな実験をすればどうでしょう?

アトピーと無縁な健康な人に毎日根気よくステロイドを塗り続けて頂くのです。
そう。雨の日も風の日も、ひたすら同じ場所にステロイドを塗り続けて頂く。

そして、そろそろステロイドの副作用(ステロイド皮膚症)が出始めたかな?
と思った頃を見計らってスパッ!と一気にステロイドを中止して頂く。

すると、この人はどうなるのでしょう?(私自身が行ったかどうかは秘密)

信じ難いことに、実はこれと同じようなことが過去、日本では起きていたました。
昭和40年代後半から50年代頃まで、多くの女性がステロイド入りの化粧品を使用
していたのです。ステロイドを下地に塗ると化粧のノリが良くなるという理由で。

ところが微量でも毎日ステロイドを顔に塗り続ける訳ですから、当然1年、2年と
経てば副作用は出ます。で、実際、ステロイド皮膚症で顔が真っ赤になってしまった。
その結果、これはちょっとした社会問題になりました。

で、結局、その後この事件はどうなったのでしょう?

結論から言うと、この事件はほどなく沈静化しました。
何故なら、原因が判明した時点で女性達がこの化粧品の使用を止めたからです。

先程の理屈通り、薬の投与を中止すれば副作用は時間の経過とともに消えます。
彼女達には元々アトピーが無いので、ステロイドを止めてもリバウンドは起きない。
症状は一時的に悪化しますけどね。(ココに注目!)
で、画一的な過程を経ながら、彼女達の顔は最終的には元通り。
そう。ステロイドの副作用は消えたのでした。

■ものすごく重要! 「離脱皮膚炎」

では彼女達の顔が元に戻るまで、何故、症状が一時的に悪化したのでしょう?

くどいようですが、彼女達は元々アトピーではないのでリバウンドは起こりません。
なのにどうして?どうして症状が一時的に悪化したのでしょう?

ココ、もの凄く大切なポイントなので、しっかり把握しておいた方がいいですよ。

つまり彼女達の症状が悪化したのはリバウンドのせいではなく、実は「離脱皮膚炎」と
呼ばれる症状だったのです。

これ、文字通りステロイドを離脱する際に生じる皮膚炎のことです。
ですから、彼女達はアトピーが悪化している訳ではなく離脱皮膚炎を起こしていた。

言い換えると、「離脱皮膚炎」は副作用が消えるためのプロセスなんですね。
だからアトピーじゃない人にステロイドを塗り続けた後、突然投薬を止めても
リバウンドは起きない。時間の経過とともに副作用は消えて皮膚は元通り。

大事には至らない訳です。

■では、アトピーの人が一気にステロイドを止めたら?

ところが、アトピーの人が同じことを試みるとなるともう大変!

何故ならアトピーの人が急にステロイドを抜くと離脱皮膚炎だけでなく、今までステロイド
で抑えられていた症状が爆発的に悪化してしまうからです。

実は、リバウンドの本質もここにあるのですね。
つまりアトピー患者がステロイドを一気に抜くと「離脱皮膚炎」+「アトピーの爆発的な悪化」
となり、カウンターパンチを食らうパターンが成立してしまう。
で、こうなると大抵の人はカウント10では立ち上がれなくなります。

この点を理解しておかないと、アトピー治療は味噌も糞も一緒になります。

ステロイドの副作用が出ても、離脱皮膚炎だけなら時間の経過とともに消えます。
でもいったんアトピーが爆発的に悪化したら、もう大変な事態に陥ります。
そこは血と膿の世界。まさに生き地獄です。

こうなると収集がつかなくなり、もはや仕事や勉強どころの話ではありません。
壊滅的な打撃を受けて休職や休学、最悪の場合、離職に追い込まれてしまうのは、こんな
背景があるのですね。

こんなこととは露知らず、流れ出るリンパ液を見て「ステロイドの悪い毒が出ている」と耐えていた私。
これはもう「悲劇」を通り越して「喜劇」の世界です。
「ステロイドの悪い毒が出尽くしたら治る!」なんて、誰が言い出したのでしょう?

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