約20年前。
ちょうど今頃、京都の高雄病院に入院していた。
アトピーが酷くなって、会社にも行けなくなって。
ステロイドを使うのが嫌で、絶食療法に取組んでいたんだ。
ステロイドを使うことなくアトピーを完治させた。
こんな風に言えば、何か仰々しく聞こえる。
でも、実際、自分でアトピーを治してみて実感する。
本当はアトピーを治すのに、ステロイドを使う・使わないなんて問題は本質的なことじゃないんだ。
事実、ステロイドを使っても使わなくても、アトピーは治る時は治るし、治らない時は治らない。
皆、勘違いしている。
アトピーという病気は熱が出るわけでもないし、出血があるわけでもない。
だから皆、勘違いしてしまう。
『私は健康だけどアトピーだけが・・・』なんて。
そうじゃない。
アトピーであること自体、もう自分は健康ではないと自覚しなくちゃいけないんだ。
慢性的に体のどこかが痒くなった時点で、既に自分は健康じゃないと自覚しなくちゃいけない。
そういう意味で、アトピーは警告なのだ。
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