さまざまな問題に直面した際、私達はその解決策として『原因』を究明しようとする。
つまり問題の『原因』を知り、それを解消することで解決を目指そうとする。
私は、このアプローチは正しいと思う。
『原因』があって『結果』が生じる。
この『因果の法則』は、釈迦様も認めておられる。
言い換えると、『原因がなければ結果もない』と言うことだ。
しかし・・
私は思うのだ。
アトピーを治す場合、『原因』の究明もほどほどに・・・ と。
お釈迦様の説に異議を唱えるつもりは全然ない。
事実、アトピーになるにはアトピーになるだけの『原因』は必ずある。
そこは、自分自身の経験からも素直にそう思う。
それでも、私が『ほどほどに…』と思うには理由がある。
それは、アトピーと言う病気の『原因』が、決してひとつではないと感じているからだ。
アトピーの『原因』はひとつではない。
つまりアトピーと言う病気は、複数の要因が重なり合って発症すると考える方が対策が
立てやすくなり、結果的にもうまくゆく。だから原因が特定できないからと言って落ち
込む必要など全くない。
逆に、アトピーの『原因』を特定しようとすると、決まって迷路に迷い込んでしまう。
要するに、話に一貫性がなくなり、辻褄が合わなくなってしまうのだ。
但し、
『原因』は複合的であったとしても、そこにはやはりウエイトと言うか、配分と言うか、
『原因』の中身には、そういう強弱のようなものはあるようには思う。
例えば、
食生活とストレス。
「どっちが、アトピーの原因としてウエイトが高いと思いますか?」と問われれば、
それは間違いなく食生活の方だろう。
このことは、世界的に発展しつつある難民問題からも推測がつく。
迫害され、住む場所を追われた難民達。
将来に不安を抱えたままの彼らのストレスは、我々の想像をはるかに超えるものだろう。
また、劣悪な衛生環境の下、伝染病や感染症は目を覆いたくなるほどの惨状だ。
しかし
彼らは、アトピーでは苦しんでいない。
恐らく、食事に至っては最低限の量すら摂取できないケースもあるだろう。
しかし、
彼らが、アトピーで苦しんでいると言う報告は聞いたことがない。
この現実は何を意味しているのだろう・・・
アトピーの『原因』を特定することに対して、私は大した意味を見いだせない。
その一方で、
「ストレスを感じてイライラすると、ついつい甘いものが食べたくなる・・・」
このような願望が、いとも簡単に実現してしまう日本。
私は、この辺にアトピー治療の難しさがあるように感じる。
あだちさん 初めまして。
今回のご質問、申し訳ないのですが、これは医師免許のない素人の私がお答えできる範囲の内容ではありません。つまり現在の皮膚の状態がステロイドの副作用なのか、それとも原疾患としてのアトピーの悪化なのか、その判断はその薬を処方された医師に確認されるのが賢明です。よろしくお願い致します。
はじめまして、娘(17歳)のアトピーが最近悪化してきて、アトピーの改善方法を調べていましたら、アトピー完治への道というページにたどり着きました。
全部読ませていただきました。すごくわかりやすかったです。
飛鳥さんに教えていただきたいことがありコメント欄から申し訳ありませんが、よろしければお願いします。
アズノール、アルメタの混合軟膏を塗っているのですが、首・脇の後ろ側が、赤黒くカサカサして象の様なシワシワになっています。
これは、ステロイドによってなっているのか、アトピーが悪化してなっているのか教えて頂けないでしょうか?どうぞよろしくお願いします。