胃と腸が健全に動きだし快便が続くと、徐々に肌の痒みが消えていく。名付けて「胃腸の健全化」

13. 胃腸の健全化  

報われるのは皮膚のバリアを強化する努力ではなく、 消化管のバリアを健全化する努力。これがアトピー克服の秘訣。

■最優先項目

アトピーを治すため「胃腸の健全化」に取組もう!

こんな風に言われても、アトピー患者の大半はピンと来ません。 実感が沸かないのです。

これって、ある意味仕方が無いですね。
何故なら痒いのは皮膚で、胃腸なんて痛くも痒くも無いからです。 それに皮膚は眼に見えても、胃腸は肉眼では確認できないですから。

また皮膚科では胃腸の話は出ないし、アトピー性皮膚炎治療ガイドラインにも 『胃腸』なんて言葉は登場しません。

なので、いきなり「胃腸の健全化」なんて言われても、患者には「???」となる訳ですね。 では、アトピーを完治させるのに何故「胃腸の健全化」は最優先項目なのでしょう?

それは消化管が人体最大の「免疫臓器」だからです。そう。免疫臓器なんです。消化管は。
しかも人体で最大の。

アトピーを治す際、この当たり前の事実が軽視され過ぎている気がします。

消化吸収機能は自律神経機能と共に生体のもっとも基本的な要素で、生命活動の土台として体内のすべての器官や組織に影響を及ぼしています。

さらっと書きましたが、ココ、超重要です。
なので繰返します。

消化吸収機能は、自律神経機能と共に、生体のもっとも基本的な要素で、生命活動の土台として、体内のすべての器官や組織に、影響を及ぼしています。

つまり消化器系と自律神経系は、循環器系や呼吸器系、内分泌系や生殖系等、全ての土台。 つまり基礎なのです。従って当然のことながら、免疫系にも多大な影響を与えています。

これって、そもそも皮膚のバリアがどうこう言う以前の問題ではないでしょうか。

■根治療法の基本は「快便」

ところが大抵の場合、 ここで間違いを犯してしまう。

「アレルゲン除去だ!」「皮膚のバリア強化だ!」って・・・・。 で、優先順位を無視したまま、部屋の掃除やスキンケアに精を出す。

ところがそんな努力をしても、消化管の働きが悪いままだと敵と見方の区別さえ付かない免疫細胞を配置させたままなので、アトピーは一向に良くならない訳ですね。

私の場合、皮膚に焦点を当てた治療を10年以上続けてもダメでした。 自分では頑張ったつもりです。でも結局、症状をコントロールする域を出ないんですね。

それにこの方向の治療は、お金もバカになりません。
で、毎朝、立派なウンコを出すことだけに専念した。
余計なことは考えず、毎朝、立派なウンコを出すことだけに取組んだ。

すると、あれほど頑固だった皮膚の痒みが弱まったのです。 一気に消えた訳ではないけれど、次第に炎症が弱まり、痒みが少なくなったのです。

この時の驚きを、何と表現すればいいのでしょう。
まさに、私の人生に奇跡が起きた瞬間でした。

散々苦しめられたあの痒みがゆっくりゆっくり。「アトピーが消えた!」なんて劇的な感じではなく、確実に消えてゆく。

■目指せ!「胃腸の健全化」

この経験から私が学んだこと。
それは慢性化した頑固なアトピーを治す場合、いきなりワンステップで綺麗な肌を目指すのは得策ではないということ。

順番的には、キレイな肌よりキレイな腸壁が先。
それは、惚れ惚れするような立派な大便の排泄です。

胃腸の働きが活性化されれば、自ずと身体も活性化され元気が出ます。そうなれば必然的に治癒率は高くなる。これが「自然の摂理」でしょう。

ところで、
「胃腸の健全化」って、何をすればいいのでしょう?

その前に注意事項。
「胃腸の健全化」に無理な我慢は禁物です。
「根性」や「忍耐」をベースにポキッ!と折れてしまう努力はむしろ危険。

実際、「1週間であなたのアトピーがみるみる良くなる!」なんてあり得ませんから。(この手のキャッチコピーはもう卒業ですね。)

状況に応じて、どんな環境にも対処できる自分(体)を目指すのが根治療法。 当然時間は掛かります。でも「改善」ではなく「完治」を目指すなら根治療法は避けて通れませんね。

アレルゲンにビクビクするより、どんなアレルゲンが侵入しても大丈夫な自分(体)を 目指す方がやる気も出ます。それに根治療法は自己管理が中心でお金も掛かりませんしね。

<よくある質問>

「どれぐらいの期間、胃腸の健全化に取組めばアトピーは治るの?」って疑問はありませんか。
それは、個人差があるので言えません。近道もありません。一刻も抜け出したい気持ちはよく判ります。
諦めないで継続していくと実感(体感)が沸き、都度手ごたえを感じるはずです。

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