15. 甘いモノ、添加物を控える
白砂糖を大量に含んだ食べ物は控えた方が無難。 また食品添加物を過剰に含んだ加工食品には手を出さない方がいい。
■コレだけは実行しよう!
食べ物に関しては、あれもこれもダメと言うつもりはないです。
しかしながら、甘いモノと添加物を大量に含んだ加工食品は避けた方が賢明です。
何故なら、これらは胃腸に負担を強いるからです。
本来、正常な胃腸なら問題はありません。ところが疲弊した消化器官では、これらをシッカリ消化して立派なウンコとして排泄するだけの力が足りない。 なので消化分解してアミノ酸のような小さな分子に砕けないまま未消化タンパク質としてアレルゲンを誘発している可能性があるからです。
■結局、程度の問題
こんな風に言うと、こう反論される方がいるかもしれませんね。
「では胃腸が弱い人間は皆アトピーなのか?」「胃腸が弱くてもアトピーじゃない人はいるぞ」
人間の体には固体差があります。
生まれつき胃腸の強い人もいれば、逆の人もいる。
だから、ちびまるこちゃんの山根君のような人がお腹一杯食べたからといって、いきなりアトピーになるワケではない。
コレは結局、程度の問題でしょう。
「朝起きると、突然全身アトピーになっていた!」
これって現実にはあり得ないですよね?
これ、「朝起きるといきなり白髪になっていた!」と言うのと同じくらいあり得ないと思うんです。
なので胃腸の弱い人がすべてアトピーになる訳ではありませんが、これこそ固体差なのだと思います。
■何故、甘いモノ(白砂糖)がアトピーには良くないのか?
これは白砂糖の作られる工程を見れば一目瞭然!
白砂糖は黒砂糖に石灰や亜硫酸ガス、アンモニアなどの化学薬品を添加、煮詰めたり漂白したりと、その製造工程は10以上にも及びます。 でも、ジアスターゼなどの酵素やビタミン、ミネラルは一切含まれていないことから、その正体は食品ではなく完全な化学品ですね。
これは化学調味料も同じ。
結晶を見れば一目瞭然です。
例えば白砂糖を大量に摂取すると血糖値を激増させ、インシュリンの分泌を誘発します。糖尿病はこれが高じたものですね。で、 こうなってはマズイので胃袋は防衛反応として働きを停止させ、血液中の糖の急上昇を食い止めようとする。
要するに、胃の働きを自ら停止させることで生命を守ろうとするのですね。昔の人はこれを「甘い物を食べるとお腹がゆるくなる」と表現しました。
■アトピーの大敵 「ブドウ糖果糖液糖」
ところが、最近は砂糖よりもはるかに厄介なものが出回っている。その正体は「ブドウ糖果糖液糖」
これはジュースやお菓子を作る際にコストが砂糖よりも安い為、頻繁に使用されています。
この「ブドウ糖果糖液糖」。
体にとっては明らかに異物です。
そもそも腸内細菌は、この類の異物を消化吸収するようにはできていませんから。 こんな異物を毎日大量に摂取し続ければ、そりゃ胃腸も疲弊します。で、そこに冷たい飲み物が追い討ちをかけるワケですね。
■冬にアイスはアトピー直行便?
もともと人間の内臓は体温よりも少し高い温度で正常に働くようにできています。
ところが胃腸は中が空洞になったパイプ状の臓器の為、外部から急に冷たいモノが入ってくると一気に冷えて働きが悪くなってしまう。
今の時代、お金さえ出せば好きなものを好きなだけ、好きな時に食べることができます。 通勤・通学時、電車の中で朝食を摂る人がいる時代ですから・・・
でも・・・
甘いモノ・冷たいモノって、頻繁に食べるものじゃない気もします。こういうものは、たまに少しだけ、楽しんで食べる。そんな気がします。
逆に、アトピーの人が食べなきゃいけないのはご飯(お米)です。
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