□■ 告白!体験者が明かす「アトピー克服の鉄則!」
■□ アトピー克服を支援するメルマガ
□■ 第7話 2003/12/20
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アトピー完治への道
アトピー性皮膚炎克服レポート
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【このメルマガの趣旨】
アトピーを克服したい!
そんなあなたをサポートするのが、このメルマガの使命です。
このメルマガは、「どうすればアトピーが治るのか?」と言う疑問に対して、
私自身の実体験をベースに、克服の秘訣を解りやすく紹介しています。
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【目次】
・ 12月は辛かった・・・
・ アトピー克服の鉄則
・ 食事制限は続かない
・ アトピー劇場「太郎の挑戦!」
・ もしもしこちら飛鳥です
・ 編集後記
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2週間のご無沙汰です。
皆さん、いかがお過ごしですか?
当メルマガも、今年最後の配信となります。
それでは今回も早速、アトピー克服の鉄則を観てゆきましょう。
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■ 12月は辛かった・・・
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あー 今年もやってきた12月、イヤな時期だ。またアトピーが・・・
いやいや、これは今の私ではありません。
今の私は、12月も1月も大好きです。 寒いのはちょっと苦手ですが・・・
クリスマス、忘年会、ボーナス、そしてお正月とイベント満載ですね。
しかし、アトピーの克服を目指していた頃の私には、この時期がとても辛い。
忘年会、クリスマス、新年会、どれをとっても食べるコト中心のイベントばかり。
社会生活を送る上で、食事はコミュニケーションでも大きなウエイトを占めます。
会社で忘年会の案内があった時、
「皆さんご存知の通り、私アトピーなんです。」
「だから、食事にはいつも気をつけているんです。」
「特に今は胃腸の健全化を目指して頑張っています。」
「残念ですが、今日は皆さんとは御一緒できません。」
「すいません。 さよなら!」
普通はまず、こんな風にはゆきませんよね。
3回のお誘いを1回にする程度で精一杯です。
その理由も、もっともらしい内容じゃなきゃいけない・・・
これって、はっきり言って疲れます。
ストレスだって溜まります。
そもそも自分がアトピーであること自体、他人には知られたくない。
私なんてアトピーで入院中でも、原因は決して言いたくなかった・・・
アトピーを克服する上で、“胃腸の健全化”が大事なコトは以前にも触れました。
まずは少食にして、胃腸に休息を与えることが大事だと。
具体的には、
「毎朝、立派なウンコが出るように頑張りましょう!」
「ただ排泄するだけじゃなく、爽快感を体感しましょう!」と・・・
そして、1ヶ月が経ちました。
「そんなことは判ってるよ。」
「あんたが胃腸、胃腸っていうから本気になったんだよ!」
「でも、判っちゃいるけど、それがなかなか出来ないんだよ・・・」
「飛鳥さん、あんた人にはエラそうに言うけど、自分は胃腸の健全化したの?」
「だいたい本当にこんなコトして、アトピーが治るのか?」
なんて声が聞こえそうです。
そこで今回は、さらに詳しくアトピー克服の鉄則に触れてみましょう。
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■ アトピー克服の鉄則
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物事にはルールや法則があります。
このルールを無視していくら努力をしても、結果を出すことはできません。
アトピーの克服も例外ではありません。
今回はその例をご紹介します。
恐縮ですが、私の大学受験を例にとります。
私は高校時代、恥ずかしながら学校の成績は良くありませんでした。
中間テストや期末テストの成績はいつも散々です。
ちなみに、これはアトピーのせいじゃありません。(いやちょっとは・・・・・)
こんな散々な状況にも拘わらず、私は希望の大学に合格したのです。
つまり、とりあえず大学受験では、満足の行く結果を出したと言えます。
「どうして?」
「裏口入学でもしたのか?」
いえいえ、違います。
裏口入学もカンニングもしていません。
つまり、私の希望する大学にも、合格するためのルールがあったからです。
「英語200点 国語100点 社会100点 合計400点満点の上位から合格」
これがそのルールです。
数学も化学も政治経済も物理も大切です。
しかし、私の目指す大学では、英語の得点力が合格のキーポイントだったのです。
逆にいえば、“英語で得点できない=不合格という原則”とも言えます。
だから私は集中的に英語を勉強し、残った時間で国語と日本史の勉強をしたのです。
そして、このルールを意識することで、“合格”という結果を残せたのです。
私にはアトピーを克服する際にも、これと同ルールのある様な気がするのです。
つまりアトピーを克服する上では、ストレス、住環境、スキンケアー、運動、睡眠
などは、すべて大切な要素であることは間違いありません。
でも、これらの要素すべてに合格点を取ることで、本当にアトピー完治という結果
を残すことができるのでしょうか?
私の克服体験上、これらはアトピーを克服するための必須条件ではありません。
一番大切なキーポイントが抜けています・・・・・
そのキーポイントとは、一体何でしょう?
もう、皆さんお分かりですね。
その通り! “食事”です。
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■ 食事制限は続かない
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アトピーを克服する上で、一番大切なキーポイントを握っているのは“食事”です。
私の大学受験の例で言えば、“英語”に相当するのが“食事”だというコトです。
食生活を見直すことで、まず“腸のバリアー機能”を正常化する。
そして、消化器官を正常化することで排泄能力を取り戻す。
私はこれが、アトピーを克服するためのルールだと思っています。
つまり、「食生活を征した者がアトピーを征する」これが原則です。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。
“食事制限”です。
“食事制限”をベースに食生活を改善することの困難さは、私自身が身を持って
体験しています。はっきり言って、挫折と自己嫌悪の繰り返しです。
何故なら、人間は外部から強制されたり、制限されることが大キライだからです。
我慢や忍耐についても、同じことが言えます。
具体的な例を挙げましょう。
強制や制限で結果を出すことが、いかに分の悪いやり方であるかという例です。
私は短期間ですが、少年野球の監督をした経験があります。
バッターボックスに入る子供に対して、「あのピッチャーの高めのボールには
手を出すな!」とアドバイスするとします。
すると、結果はどうでしょう。
見事に高めのボール球を空振りして三振です。
そして、このアドバイスを繰り返す限り、高めのボール球で三振の山ができます。
この理由は簡単です。
子供の素直な心に、「制限された高めのボール球」が意識付けられるからです。
意識すればするほど、身体が反応してしまうのです。
だから、この様なアドバイスを繰り返すコーチを有能だとはいえません。
「何度言ったら判るんだ!」
「どうして同じ失敗ばかりするんだ!」
これでは、子供に挫折感と自己嫌悪を植えつけるだけの結果となります。
それなら、有能なコーチはどんなアドバイスをするのでしょう?
成功率を格段に上げるアドバイスとは、どんなものでしょう?
ポイントは、制限や強制ではなく”開放”です。
「低めを狙え!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
“食事制限”という方法は、文字通り“制限がベース”になる我慢の療法です。
アトピーが治るまでは、アレは駄目、コレも駄目のパターンを繰り返します。
しかし、食事とは本来、我慢を強いられるような性質のモノでしょうか?
いくらアトピーを克服する為とは言え、我慢、我慢の連続で乗り切れますか?
何も好きなモノを、好きなだけ食べることを薦めている訳ではありません。
私は食事については、出来るだけ“制限”などせずに、明るい雰囲気の中で楽し
く摂ることで、アトピーは充分に克服できると思います。
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■ アトピー劇場「太郎の挑戦!」
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俺は飛鳥さんの克服体験を参考に“胃腸の健全化”に取り組むコトを決心した。
そして、もうかれこれひと月が過ぎようとしている。
しかし、“胃腸の健全化”これはやってみると意外と苦戦するぜ。
食事の内容を見直し、少食にするだけなのに・・・・・
振り返ると俺はもともと大食漢だし、甘いものには目が無い方だ。
つくづく不規則な食生活を思い知らされる毎日だ・・・
気がつくと、ついつい食べ過ぎているじゃないか・・・
甘いものだって・・・
でも、飛鳥さんは我慢や忍耐は良くないと言っている。
確かに俺だって、制限や強制されることは大キライだ。
はっきり言って12月は全然ダメだった。
やれ、忘年会だの食事会だの・・・ もうガタガタだ。
ったく!少食どころか 食欲に火が着いちまった感じだ。
何とかしてくれ!
飛鳥さん
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■ もしもしこちら飛鳥です
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太郎さん、苦戦していますね。
判ります。私にもまったく同じ経験がありますから。
私の場合、大阪府八尾市にある病院の少食療法では、完全に落ちこぼれでした。
この病院の少食療法は、超有名です。
事実、アトピーだけでなく、たくさんの難病患者の方が改善されています。
毎日、毎日、玄米と豆腐に胡麻ペーストだけという、非常に厳しい療法です。
私にはこれが、まったく出来ませんでした。
当時の私には、会社に勤めながら、この療法を実践するのは無理だったのです。
「玄米と豆腐以外食べたら、アトピーは治らないのか・・・?」
まるで「高めのボール球を振ってはいけない!」とアドバイスされた子供状態です。
食べたくて食べたくてしょうがない。
ダメだこりゃ・・・
「あっ!」「そうだ!」 「低めを狙え!」
「これがあるじゃないか!」
あれはダメ、これもダメじゃ息がつまってしまう。
アトピーに良い食事を積極的にどんどん取り入れよう!
甘いものだって、対策はちゃーんとあるんだ!
次回は、この辺をさらに詳しくご紹介しましょう。
“飛鳥流アトピー撃退 薬膳リゾット”等、“胃腸の健全化”のコツを公開します。
お楽しみに
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【編集後記】
最後までお読み頂きありがとうございます。
今年の配信は、今回で最後になります。
次回は1月9日の予定です。
1月4日は1回お休みさせて頂きます。
それでは、皆さん良いお年をお迎えください。
このメルマガでは、お金をかけず、時間をかけず、自力でアトピー克服を
目指す方法を判りやすくお伝えします。
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発行人 飛 鳥
関連サイト アトピー完治への道
アトピー性克服レポート
問合せ asukairo@atopy-1.info
次回発行予定 1月9日 金曜日
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私のプロフィールはこちら
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2003年 12月 の投稿一覧
6 リバウンドの本質とは?
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□■ 告白!体験者が明かす「アトピー克服の鉄則!」
■□ アトピー克服を支援するメルマガ
□■ 第6話 2003/12/03 読者数 6402人
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アトピー性皮膚炎克服レポート
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【このメルマガの趣旨】
アトピー克服を目指すあなたをサポートをするのがこのメルマガの使命です。
このメルマガは、「どうすればアトピーが治るのか?」と言う疑問に対して、
私自身の実体験をベースに克服の秘訣を解りやすく紹介しています。
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【目次】
・えっ! どうして?
・離脱皮膚炎について
・アトピー劇場「太郎の挑戦!」
・もしもし、こちら飛鳥です
・編集後記
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2週間のご無沙汰です。
皆さん、いかがお過ごしですか?
早いですねー。
もう12月です。
今年も残すところ、後ひと月になりました。
前回のメルマガを配信した後、多くの方からメールを頂きました。
やはりステロイドがテーマとなると、皆さんからの問合せが多くなります。
その代表的なモノを紹介しますと、
結局、飛鳥はステロイド肯定派なのか?
それとも否定派なのか?
一体どっちなんだ? と言う内容がトップでした。
このご質問に対しては、最後に私なりの考えをまとめてみました。
もしもし、こちら飛鳥です。のコーナーでご覧下さい。
■ えっ! どうして?
アトピーと言う疾患は、ある意味、自分との我慢くらべかもしれません。
何故なら、
「ある日突然、あれほど辛かったアトピーが一瞬で消えた!」
というパターンは成立しないからです。
逆もまた真なり。
「朝起きたら、いきなり身体全身がアトピーになっていた!」
このパターンもありませんね。
どうやらアトピーを克服するカギは、この辺にありそうです。
皆さんは現在、毎日辛いアトピーを体験している真最中ですね。
アトピーを治すために、毎日、悪戦苦闘の連続です。
もう一歩で完治まで届きそうな方もいれば、リバウンドの真っ只中で、キッカケ
さえもつかめずに苦しんでいる方もいるかも知れません。
しかし、現在どんな情況であっても、皆さんはある日突然アトピーになった訳で
は無いですね。
そうです。
最初は、「あれ?少しカサカサしている。」と言った感じですね。
そして気が付けば、「かゆーーい!」となります。
私とアトピーとの付き合いは、およそ18年間でした。
この間アトピーには、「これでもか!」と言うほど苦しめられました。
正直、今こうして普通に生活している事が不思議なくらいです。
そんな私がアトピーを完治させた時、真っ先に感じた事があります。
「えっ!」
「どうして?」
「それ、ちょっと違うんじゃない!」
これはモチロン、私が過去に体験した“常識的なアトピー治療”に対してです。
この“常識的な治療”に対する「えっ!」「どうして?」が始まりでした。
結局、私はこの「えっ!」「どうして?」を知りたい一心で会社を辞め、無農薬の
お米と野菜を生産する農家へと弟子入りする結果となったのですから・・・・
今回は、このアトピー治療の“常識”にメスを入れましょう。
■ ステロイド外用薬の吸収率って?
病院に通院しても、一向に改善しないアトピー。
何とかしたい一心で、多くのアトピー患者は独自に解決策を求めて情報を集めます。
当然のことながら、ステロイド外用薬についてもチェックします。
ステロイドのランクにはじまり、効果的な塗り方や副作用など・・・・・・
特にステロイド外用薬の副作用については、皆さん本当に真剣そのものです。
この副作用では、必ず“ステロイド外用薬の吸収率”が紹介されています。
ステロイド外用薬の吸収率は、前腕を1とした場合、おでこは6倍、あごは13倍、
脇の下は4倍で背中は2倍、陰嚢に関しては、何と42倍! という例のアレです。
先日も某教育テレビのアトピー講座で、著名な病院の先生がこの数字を並べて、ステ
ロイド外用薬による、“ごく常識的な治療法”を説明されていました。
書店や図書館のアトピー本にあるような、実に教科書的な忠実さです。
ところで、
この“ステロイド外用薬の吸収率”って何?
もっともらしいこの数字は、誰が試したの?・・・
どうして前腕を1にするの?
どうして脇の下は、前腕の5倍じゃなくて4倍なの?
これって、前腕に40日で副作用が出る場合、脇の下なら10日ってコト?
そもそもステロイドの吸収率を知ることに、何の意味があるの?
この数字を知れば、ステロイドの副作用は防げるの?
私は前回、単なる脱ステロイドだけでは、アトピーは完治しないと言いました。
実際、「これでアトピーが完治するほど現実は甘くない」とまで言い切っています。
これは単に、私だけが体験したことではありません。
今も多くのアトピー患者が、「ステロイドのリバウンドさえ乗り切れば、アトピー
は克服できる!」と信じて頑張っているのです。
「もう少し頑張れば・・・」
「もう少しの辛抱だ・・・」と毎日、身体中からリンパ液を流しながら、ただ
ひたすら耐えるだけの生活を余儀なくされています。
この問題をハッキリさせましょう。
それでは、アトピーでもない人にステロイドを塗り続け、副作用が出始めた頃を見計
らって、一気に脱ステを試みればどうなるのでしょう。
これは“離脱皮膚炎”を理解することから始まります。
■ 離脱皮膚炎について
それでは“離脱皮膚炎”について説明しましょう。
まず、クスリには多かれ少なかれ副作用がありますね。
これはクスリである以上、ある意味宿命といえるかもしれません。
中でもステロイドによる副作用については、マスコミや民間療法を通じて皆さん
良くご存知なので、私が今更紹介するまでもありませんね。
この最も代表的な例として、“ステロイド皮膚症”と言われるものがあります。
ステロイドの副作用で、象の皮膚の様にバリバリになる例のアレですね。
この“ステロイド皮膚症”が出た状態で、一気にステロイドを止めた場合、当然、
程度の差はあれ“リバウンド現象”が起こります。
実はこの“リバウンド現象”が曲者なのです。
良くダイエットなどで使われる“リバウンド”とは、ちょっと意味が違うからです。
それでは、何が一体曲者なのでしょう?
それは“ステロイド皮膚症”が出た時点で、一気にステロイドを切る事で明らかに
なります。
つまり
星野監督や藤原紀香の様に、アトピーと無縁の人の“リバウンド”は1つ。
しかもこの“リバウンド”は、“時間が解決”してくれます。
一方、アトピー患者の体験する“リバウンド”は1つではありません。
実は2つあるのです。これが厄介なところです。
1つは星野監督や藤原紀香と同じ。やはり“時間が解決”してくれます。
問題は、アトピー患者だけが受けるもう1つの“リバウンド”にあります。
説明しましょう。
星野監督や藤原紀香でも、ステロイド皮膚症が出始めた頃に、スパッとステ
ロイドを止めれば、一時的な肌の悪化による“リバウンド現象”は体験します。
これがいわゆる“離脱皮膚炎”と呼ばれるモノです。
これはステロイドの試用期間や強度などから、程度の差はあるものの、画一的な
経過を辿って、最終的には本来の皮膚を取り戻します。
星野監督や藤原紀香には、もともと疾患としてのアトピーは無い訳ですから、
“離脱皮膚炎”による画一的な悪化を経た後、肌は本来の姿に戻ります。
しかしアトピー患者の場合は、単に“離脱皮膚炎”だけでは済みません。
もう1つの“リバウンド”があるからです。
さて、もう一つの“リバウンド”とは何でしょう?
実はもう1つの“リバウンド”とは、非常にシンプルで判りやすいのです。
ただ単に、もともとの疾患であるアトピーが劇的に悪化しただけのことです。
要するに、今までステロイドでコントロールされていた症状が、一気にステロイ
ドを中止したことにより、元に戻るというのが本質です。
いや、厳密にはこの“リバウンド”は、単に元に戻るだけではありません。
現実には、“爆発的な症状の悪化”を発生させ、“離脱皮膚炎”と相乗効果を持ち
ながら、白内障の危険を生み出す程の猛威を振るいます。
私がパニック状態に陥ったのは、まさにこの状態だったのです。
しかもこの、“相乗効果的リバウンド”は、決して時間が解決してくれません。
いくら頑張っても辛いだけで、対策をしない限り一向に改善はしないのです。
“元々のアトピーの劇的な悪化”と“離脱皮膚炎”のダブルパンチ。
これがステロイドを一気に止めた時に発生する、“リバウンド”の仕組みです。
決して「ステロイドの毒が抜ければ治る!」といった「好転反応」では無いのです。
それどころか、アトピーを克服するための土俵にすら上がっていないと言えます。
だから、ステロイドによる副作用が出始めているなら、決して一気にステロイドを
止めることは得策ではありません。
アトピーそのものよりも、リバウンドによる被害の方が事態は深刻です。
今も多くのアトピー患者が、大切な青春期を台無しにしているのですから・・・
こんな危険で苦しい思いをしなくても、アトピー完治の方法は他にもあります。
“リバウンドに耐える努力よりも、“根本のアレルギーを無くす努力”です。
これは、継続的な「根治療法」と段階的な「ステロイド離脱」を実践することで
道が開けます。
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■ アトピー劇場「太郎の挑戦!」
このコーナーは、現在アトピーに苦しむ一人の人物を中心に展開します。
この人物は、私、飛鳥の分身かもしれない。
いや、ひょっとすると、あなた自身の分身かもしれません。
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「・・・・・・・・」
「・・・・何てことだ・・・」
「・・・・・・・・」
「ステロイドを止めるだけでは、アトピーは完治しない?」
「離脱皮膚炎と元々のアトピーが悪化したダブルパンチ?」
「好転反応じゃない・・・」
「・・・・オレの努力は無駄だったのか・・・」
「オレは・・・ オレは一体何をやってたんだ?・・・」
オレは一瞬、頭の中が真っ白になった。
「まったくオレのことじゃないか!」
「飛鳥さんの経験したことは・・・ オレとまったく同じだ・・・」
しかし、少し冷静さを取り戻した時、オレにはすべてが納得できた。
「そりゃそーだ。」
「オレは元々アトピーだからステロイドを塗ったんだ」
「ステロイドを止めれば、元のアトピーに戻るだけだよな」
「これでアトピーが完治する方が不思議だ」
しかし、またオレの中でまた疑問が湧いてきた。
「民間療法の中には、ステロイドを切って治った患者も沢山いるらしい」
「好転反応の苦しみに耐えた後、こんなにキレイになりましたって・・・」
「あいつ等はどうなってるんだ?」
「ステロイドを止めてリバウンドを乗り切ったら、キレイになったと・・・」
「奴等はどうなってるんだ?」
「教えてくれ!」
「飛鳥さん」
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■ もしもしこちら飛鳥です。
はい。
太郎さん。
それでは次回、太郎さんの疑問にお答えします。
今回は、ステロイドの功罪についてお話しします。
「飛鳥はステロイド肯定派なのか?」
「それとも否定派なのか?」
一体どっちなんだ?
「はい。」
「どちらでもありません。」
「ステロイドの価値自体は、中立だと思っています。」
少し補足します。
私は現在のアトピー治療において、ステロイドをベースに抗アレルギー剤や抗ヒス
タミン剤だけを処方する方法は、もう限界がきていると思います。
とは言うものの、必要以上にステロイドを恐れたり、バッシングの対象にするほど
ヒステリックになる必要は無いと思っています。
私は、ステロイドはアトピーを治すクスリでは無く、アトピーによる皮膚の症状を
コントロールするためのクスリだと解釈しています。
問題は、症状をコントロールしながら完治を目指すための“具体的な方法”です。
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【編集後記】
最後までお読み頂きありがとうございます。
皆さんに御礼です。
前回紹介しました私のメルマガバックナンバー「アトピーを段階的に改善させる
ワンポイント講座」の先行予約分が完売しました。
手作りの冊子のため悪戦苦闘しましたが、多くの方からご購入頂きました。
年末は本業も方も忙しくなる為、勝手ながらバックナンバーの販売は12月10日
をもって締め切らせて頂きます。
来年は“アトピー克服マニュアル”の製作に挑戦する予定です。
でも、こうなるとちょっと小冊子ではキツイかも・・・・
ひょっとするとCDにするかもしれません。
このメルマガでは、お金をかけず、時間をかけず、自力でアトピー克服を
目指す方法を判りやすくお伝えします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行人 飛 鳥
関連HP アトピー完治への道
アトピー性皮膚炎克服レポート
問合せ asukairo@atopy-1.info
次回発行予定 12月18日 木曜日
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