2006年 10月 の投稿一覧

65 重症のアトピーを治して思うこと

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■ 第65話 2006/10/23
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飛鳥です。
皆さん、いかがお過ごしですか?
さて、もうすぐ11月。
 
11月と言えば、私が最初にホームページを公開したのが2002年の11月。そして、初めてのメルマガを配信したのが2003年1月でした。
 
パソコンを買った記念に作ったホームページ。年間1500件以上のお問合せを読ませていただくと、改めてアトピーに苦しむ人の多さを痛感します。
 
そこで今回は当時を思い出し、その頃のエピソードを紹介したいと思います。長いようで早かった4年間。
 
やっぱり一番嬉しい瞬間は読者の方からの「アトピーが良くなった!」というメールですね。
 
さて、今回もはじまり、はじまり。
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【今回のテーマ】
・何かが通じた瞬間
・重症のアトピーを治して思うこと
・編集後記       
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◆ 何かが通じた瞬間 ◆
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アトピーが治って何が嬉しいかといえば、やはり「痒み」が消えたことだろう。なんだかんだ言っても、すべてはこの「痒み」からはじまったのだ。
 
「痒み」の無い生活を送ることは、永年の悲願であった。
 
「アトピーを治したい!」
「痒みの無い生活を取り戻したい!」
 
そんな風に思っている人が、この国には驚くほどたくさんいる。そんな中、思いで深いメールのやり取りがあった。それは3年ほど前、30代半ばの女性からのメールだった。
 
彼女は全国の病院を渡り歩き、入退院を繰り返しながら、僅かな望みと絶望の淵をさまよい、たった一人でアトピーと戦っていた。
 
定職にも就けず、アルバイトで食いつなぎながら、まとまったお金ができるとすべてをアトピーに注ぎ込んでいた。
 
彼女からのメールはほぼ毎日。そこには彼女が歩んできた人生が綴られていた。恋愛、仕事、医者や医療機関に対する想い…
 
特に、医療機関に対する不信感はもの凄かった。彼女の言い分は筋の通っていることが多く、私自身、共感できる点も多かった。彼女の気持ちはまさに、アトピーの頃の私を代弁していた。
 
彼女からメールを受け取るたび、私は心の中で相槌を打った。男女の違いはあれ、彼女と私は性格的にも良く似ていている点も多かった。
 
それは、どちらかと言うと物事を「善」と「悪」で判断する傾向が強いということ。40歳を越えた今でも、私は物事を「善悪」だけで判断してしまう傾向が強い。
 
そして、はっきり言うと「損得勘定」は苦手なのだ。ものごとを損得勘定だけで判断する人に嫌悪感を抱く場合すらある。
 
しかし、私は彼女からのメールに対して敢えて「損得勘定」の話をした。医療機関との付き合いは「善悪」ではなく「損得」なのだと。アトピーを治すにあたり、医療機関を上手に利用、活用してはどうかと。
 
すると、それ以来メールが途絶えた。
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◆重症の成人型アトピーを治して思うこと◆
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それ以降も彼女からメールが来ることは無かった。それでも、私には不思議と後悔は無かった。
 
その彼女から、先日メールが届いた。
3年ぶりである。
 
私自身、思い入れがあったせいで、彼女の名前は良く憶えていた。私は少し高ぶった気持ちを抑えるようにしながらメールを開いた。
 
そこには、こんな風に記されていた。
「飛鳥さん、私の人生に奇跡が起きました!」
 
彼女は今、オーストラリアに住んでいる。アトピーは消え、1歳になる娘さんとご主人に囲まれ幸せな毎日を過ごしていた。
 
そして、メールの最後はこんな風に締めくくられていた。
 
「善悪に拘らなくなると、もの凄く気持ちが楽になります。それに、子育ては善悪だけではできません。」
 
私は、彼女とは逢ったことはない。やり取りはメールだけ。でも、何かが通じたような気がした…。
 
アトピーを治して思うことがある。それは、今までアトピーを治した人の感想が私とは少し違う点。今まで何度か「アトピーを治した人」の本を読んだ。
 
女性の書いた本も、男性の書いた本も。その中でよく見かけるのは、「アトピーに感謝します。」というコメント。
 
実は、この感覚が私には無い。今でも、アトピーに感謝する気持ちなど全くない。アトピーのせいで失ったものは、どうしたって取り戻せない。
 
私のように、誰が見てもひと目で分かる重症のアトピー患者が、「アトピーなんか知りません」といったフリをし続けると、身も心もボロボロになってしまうということだ。
 
同じように、アトピーを治す場合、医療機関に対して「善悪」の感情を持ち過ぎるとこれも心がしんどくなる。医者にもいろんなタイプがあるように、医療機関もさまざまなのだ。
 
ただ一つ言えること。
それは、これだけ情報開示が要求される世の中になると、医療機関だけが例外であり続けることは無理だと言うことだ。
 
それはさておき。「善悪」よりも、より良く生きることの方が絶対に大事である。アトピーで苦しむくらいなら、もっと他のことに目を向けた方が人生は楽しい。結局、アトピーは治してナンボなのだ。
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◆◇ <編集後記> ◇◆
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当メルマガをご覧頂きありがとうございます。
医療制度の分野で改革が始まろうとしています。その背景には、不透明な利益構造や情報の非公開さが上げられています。未だに自分の支払ったお金の明細が良く判らないのは医療機関と高級クラブくらい。そう思うのは私だけでしょうか?
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64 医者と患者の覚悟の違い

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■ 第64話 2006/10/01
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飛鳥です。
今日から10月ですね。皆さん、いかがお過ごしですか?
 
今日はあるひとりのお医者さんにスポットを当て、アトピー患者と医者のスタンスに付いて、私なりの想いを綴りたいと思います。お医者さんと言っても、皮膚科のお医者さんではありません。
 
上山博康さんという脳神経外科のお医者さんで、NHKが「仕事の流儀」という番組で紹介したため、ご存知の方も多いかも。
 
テレビ番組で、あまり感動することの無い私ですが、胸が熱くなりました。「人生を賭けてもアトピーを治したい!」と願っている人はたくさんいらっしゃると思います。
 
そんな患者が医者に対して求めているのは、患者と真正面から向き合い、病気ととことん闘う姿を見せてくれることなのかも知れません。
 
では、実際にそのような医療行為は可能なのか?
さて、今回もはじまり、はじまり。
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【今回のテーマ】
・医者の覚悟
・患者の覚悟
・編集後記       
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◆ 医者の覚悟 ◆
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例えば「脳動脈瘤」は、ひとたび破裂すれば半数が死に至ると言われている。そこで、家族や患者は手術を受けるかどうかの判断を迫られることになる。
 
当然、家族と患者は悩む。
ところが不安を抱えた患者に対して、上山医師は「大丈夫だ」と言い切る。手術のリスクを説明した上で、後遺症なく治すことを約束する。
 
手術の結果に責任を持つことで、患者の精神的な負担を和らげるのだ。これは、簡単に出来ることではない。万が一の場合、患者から訴えられる可能性も否定できない。
 
それでも、上山医師は言う。
 
「患者は人生を賭けて医者を信頼する」
「その信頼に対して医者は何が出来るのか」
「自らもリスクを取って五分と五分の関係を築くこと、それが礼儀だと思う」
 
そして「もし、訴えられたら?」と言う質問に対しては、その時はその時です。」と…。
 
上山医師のもとには、手術を依頼する手紙やメールが月に100通近く届く。それでも返信は人任せにしない。仕事を終えた深夜の時間を利用して自ら返事を書く。睡眠時間は1日4時間。上山医師はそんな生活をもう30年以上も続けている。
 
ところで何故、今回、上山医師を紹介したのか?それは私がアトピーだった頃、実はこのような医者に巡り合うことを願っていたからだ。正直、私は医者の「大丈夫!」と言う言葉に飢えていた。
 
とにかく信頼できるお医者さんに、どんな手段でも良いからアトピーを治して欲しかったのだ。ところが18年間のアトピー人生の中で、どれほど探し回っても私が上山医師のような医者に巡り遭うことは無かった。
 
これは何を意味するのだろう?
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◆ 患者の覚悟 ◆
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脳の手術は、医者の力量が患者の生命を左右する世界。そこで「大丈夫!」と言う医者のひとことは、患者に大きな勇気を与えることになる。
 
手術は「短期決戦」もし手術でアトピーが治るなら、私はきっと「短期決戦」を選んでいた。信頼できる医師のもとで、手術台に上る覚悟はしていたに違いない。私の場合、それほど何もかも追い詰められた状態だった。
 
ところが、ここには大きな勘違いがある。つまり、脳の腫瘍とアトピーとでは、克服方法がまったく違うということ。要するに、まったく違うタイプの病気だということだ。
 
言い換えると、アトピーを克服するのに、医師の力量や最先端の医療はそれほど大きなウエイトを占めないということだ。闘い方を間違えると、治る病気も治らない。
 
アトピーは決して「短期決戦」型の病気ではない。大切なのは手術台に上がる覚悟ではなく、自分で治すという覚悟なのだ。
 
何よりも大切なのは「自己管理」
これに尽きるのだ。
 
そしてアトピー治療を取り巻く一番の問題点は、アトピーを治せるカリスマ医師がいないことではなく、患者にアトピー克服までのシナリオを徹底的に指導できる医療機関の少ないことだ。
 
その証拠に、大抵の医療機関ではアトピーの治療に当たり、明確な治療方針を患者に示せないままだ。私が医療機関に不信感を抱いたキッカケは、いつまで経っても「とりあえずこれで様子を見よう…」と言って、最後まで様子を見るだけで終わった治療に対してだった。
 
アトピーを治すのに、治療方針は絶対に必要だ。その治療方針とは、ステロイドを使うとか、使わないと言った次元の話だけでは無い。
 
ステロイドを使う、使わないに拘わらず、アトピーが完全に治り、再発しないなら、その治療方針を受入れる患者はきっといる筈だから。
 
ステロイドだけでアトピーに立ち向かうのは、あまりにもリスクが大きい。アトピーとは、食生活を含めあらゆる角度から総合的に挑まなければならない相手なのだ。
 
治療方針が無いのは、海図の無い航海のようなものだ。運が良ければ良いが、運が悪ければ座礁してしまう。私のように座礁しては、人生がもったいない。
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◆◇ <編集後記> ◇◆
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当メルマガをご覧頂きありがとうございます。
今日の奈良県は肌寒いです。楽しみにしていた阪神対中日戦が、雨のために延期になったので残念!ここまで来れば阪神に頑張ってもらって、奇跡の逆転優勝を見てみたいです。
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【飛鳥旬のアトピー完治への道(単行本)】
私も自分を支えることが精一杯のころがあった。
「アトピーの苦しみは誰しも同じ。大丈夫だ」
これを伝えたくて話せなかった過去も記しました
→飛鳥旬の「アトピ完治への道」

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