人体とタンパク質、そして免疫細胞。この関係を知ると、アトピーが治らない理由が分かる

11. 克服へのキーポイント
『アトピーは皮膚の病気ではない』

目に見える皮膚に注目してはいけない。
目に見えない部分に注目してこそ、扉は開かれる。

■何故アトピーが治らないのか?


人間はまず、目に見えるものに関心がゆきます。
コレって、アトピーも例外ではないですね。

痒くて赤くなった皮膚はハッキリと眼に見えます。
なのでステロイドを塗って炎症を抑える。

すると、炎症は治まり痒みは消えます。
これは分かり易い。誰の眼にも明らかです。

でもステロイドはアトピーそのものを治す薬ではなく、炎症を抑えるためのものです。 従って根本を見直すことなくこれだけを繰り返していると、ステロイドの強度を上げるだけの結果になりかねません。

また、一般的にアトピー患者は皮膚のバリア機能が低下していると言われます。 そのため、スキンケアには細心の注意を払っている人もいることでしょう。
皮脂を奪わない洗顔剤、天然の保湿成分を配合した高価なボディーローション等々。

しかしアトピーの場合、バリア機能が低下しているのは眼に見える皮膚だけでしょうか?
私はむしろ、眼に見えない部分のバリアに注目する方が得策だと思うのです。

■本当は眼に見えないバリア機能がキーポイント


アトピーを完治させる上で大切なのは、眼に見える皮膚だけではありません。 私の経験では眼に見えない部分のバリア機能の方が重要です。

では、眼に見えない部分のバリアとは何でしょう?

その前にアレルゲンの侵入経路を見ておきましょう。
アレルゲンの侵入経路は次の3パターンです。

1 皮膚から直接侵入する。
2 鼻や喉の粘膜から侵入する。
3 口から胃を経由して腸の粘膜から侵入する。

ココ、非常に大切なポイントです。

大抵の人は、1に注目しています。
で、「皮膚のバリア」「皮膚のバリア」と言ってます。

でも私の体験では、ここで抑えるべきポイントは1や2ではありません。 実は、ナンバー3。
つまり口から胃を経由して、腸の粘膜から侵入するルートです。(詳細は「13.胃腸の健全化」にて。)

突然ですが、ここで質問です。

毎朝、きっちりと便通がありますか?
それは自信を持って「快便」だと言い切れますか?
ストレスや心配事を抱えたまま、食欲が無くても慢性的に食べ過ぎていませんか?

単に便通があるだけでは不十分。
「快便」。つまり健全な排泄ならトイレの時間は極端に短い筈。

便座に座るなりスポーン!(露骨ですいません)
お腹のものが最後まで全部きれいに出尽くした感じ。
トイレットペパーなんてほとんど使わない。
硬すぎず、柔らかすぎず、臭いも殆ど無し。
そして太くて長くて、表面には程よい光沢。

ちなみに所要時間は1分です。

■目指すのは「胃腸の健全化」

「快便」。
これはアトピーを治す上で想像している以上に大切。 いや絶対に外せないポイントです。

で、健全な排泄(快便)のためには、まず消化器官が健全でなきゃいけない。 なので「胃腸の健全化」。
そして眼に見えない部分のバリア機能の強化とはズバリ!腸壁なんですね。

アトピー患者の皮膚は好酸球が中心の炎症を起こして為、好酸球性炎症と呼ばれますが、 大腸の粘膜でも皮膚同様に好酸球性炎症を起こしている事実はあまり公にはされていません。

皮膚の炎症が先なのか? 腸の炎症が先なのか?それとも同時進行なのか?
それはまだよく分かっていません。 でも、皮膚と腸には何らかの相関関係があることは間違いありません。

その証拠に、アトピーの人って重症になればなるほど胃腸の働きが悪いです。 と言うか、そもそも胃腸の働きを悪くするような食べ物が大好きなんですね。

その一方で、アトピーの人は食べ物に関しては神経を使っている方が多いのも事実。
食品添加物や保存料、油や調味料などなど・・・。

でも、大切なのは食べることより排泄する方です。
そう。入れるより出すこと。キチンと出せない限り、完治は難しいと思います。

<<< 10.アレルゲン対策とは  12.アトピー完治への道 >>>

↑ PAGE TOP